新生児期の赤ちゃんだけが持つ劇的な特徴とは?【新生児期】

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ママ、気づいていますか?

今、新生児期の赤ちゃんだけが持つ劇的な特徴を。

生後4週間または1ヶ月までの時期を新生児期言います。

 
赤ちゃんは特に、新生児(しんせいじ)と呼ばれます。
この時期には特に発達的な特徴があります。
 
それは、
 
「出産までは母親のお腹の中で過ごしていた赤ちゃんが、お母さんの体(母体)から分離する」
 
というものです。
 
発達を考える時、こんな劇的な特徴はなかなかありません。
 
赤ちゃんは生まれたら自分で呼吸して、母乳を飲むのですから。もう〈へその緒〉で繋がっていないのです。完全な〈個〉になったのです。
 
 
ひとつの独立した生命体、独自の存在です。
尊重すべき〈個〉としての存在になったのです。
あなたが「出産」することで生まれた尊重すべき1人の人間!
なんといえ劇的なこと、そして偉大なことを、
あなたは成し遂げたことでしょう!
 
おなかの中の赤ちゃんも大切な命を持っていますが、生まれた赤ちゃんの今後は、
1人の人として尊重されるべき存在になりました。
 
よく頑張りましたね。
 

この頃のお母さんはどんな感じ?

・里帰りして実家で産後を過ごし、家族に助けてもらえるお母さん。
 
・実家に帰り、出産したものの兄が結婚した為に何か昔とは違う雰囲気を感じながら過ごしているお母さん。
 
・自宅に実家から親族が来て産後を助けてもらえるお母さん。
 
・誰の手伝いも受けられず、自分ひとりで産褥期を頑張り抜くしかないお母さん。
 
置かれた環境は様々ですが、皆一様に次のように言います。
 
「だるい」
「眠い」
「オッパイあげてオムツ替えてるだけで精一杯」
「家事なんかしたくない」
「育てられるか心配」
「出産前みたいに働けるか心配」
 
そもそもお母さんの体、つまり母体の変化は出産から始まるものではなく、妊娠から始まります。自分の体に自分以外のの生命体が存在し始めてから分娩が終了し妊娠していない元の正常な体に戻るまでは、6〜8週間かかります。それが産褥期(さんじょくき)と呼ばれているものです。
 
この頃の女性を褥婦(じょくふ)と言います。
耳慣れない言葉ですが、知っておくといいことが3つあります。
 
1.  子宮が元に戻ろうとしています
  (だから、無理はしないで休養が大切)
 
2.  赤ちゃんへの乳汁が分泌されます
  (なんか動物的だけどね。水分補給しっかりと!)
 
3.   内分泌の機能変化により心理的に不安定です
  (育児不安、産褥ノイローゼなど起こりやすくなります。でも時間が経てば必ず治ります。出産前に精神的に不安定になるかも?と予測を立て、対応していきましょう。知ってるのと知らないで慌ててしまうのとでは違いますからね。)
 
 
出産後には、誰にでも眠くてだるくてたまらなく不安な時期があるって知っただけでも
ラッキーです。
 
夜中に赤ちゃんの泣き声で目を覚まし授乳する時に、もし孤独感を感じたら、
 
「日本中、いえ世界中で、今、まさに眠さに耐えながら授乳している人は他にも必ずいる!私だけじゃない」
 
って思ってくださいね。