分娩台から降りようとしたら、、【新生児期】

私、赤ちゃん、さきほど生みました!!
 
分娩、全て順調に終わりました!
 
血圧も測り終え、医療スタッフに「ありがとうございました」とお礼も言いました!
 
さあ、いざ分娩台から降りようとしたら、、
 
ヨロッ!ヨロヨロ、、、
カクッ!カクカク、、、
 
『ええっ?どうしたの、あ、た、し?』
 
ってビックリしちゃうかも。
だから、前もってお話しておきましょう。
 
 
出産時に力いっぱい力んだから、あちこちがお疲れなんです。そして、お母さんの腹筋も足腰も生んだからといって、まだまだ元どおりではありません。
 
妊娠中、実は腎臓も肝臓も圧迫されてきました。母体のあちこちに負担をかけてきたのです。だから、出産後3週間つまり21日間位は努めて休養して欲しいんです。
 
昔は休養期間最終日を「お床上げ」と呼びました。それまでは疲れたら休めるようお布団を敷いておいて良かったのです。3週間目に布団を上げるから床上げと言うわけです。
 
しかし、出産後のお母さんが寝たきりでいられるわけはありません。あれやこれややることがいっぱいですからね。赤ちゃんの世話だけでなく、親戚や友人への対応、命名、お宮参りのこと、などなど。そう、第2子なら、上の子の世話もありますよね。
 
大変なことは十分分かりますが、体全体が回復努力の真っ最中であることを意識して頑張りすぎたり無理したりしないでくださいね。
 
この時期、ホルモンバランスが悪くなるため感情のコントロールが上手くいかなくなることもあります。理由なく涙が出ちゃったり、赤ちゃんを「可愛くない」って思ってしまったり、「私の赤ちゃんを他の人に触ってほしくない」なんて思ってしまったりすることもあるといいます。
 
これらは必ず治りますから、出来るだけ体と心の休養に努めましょう!
 
体がつらい時は家事は無理せず、夫や他者に協力を求めましょう。
 
正々堂々と手を抜いても大丈夫な時期です。
 
手抜き家事、大いに結構!!
 
例えば、食器は使わず紙皿・紙コップにしてもらったり、電子レンジを活用する食事を増やしたりしても許してもらいましょう。
 
仕方ないですもんね。
 
あなたの具合が悪い時に、
赤ちゃんがオギャーオギャー泣いたら、
 
「お母さん、いるよ〜!今、腰が痛くて、よいしょよいしょして行くからね〜!待っててね〜!」
「おお、もうおなかすいたのお?そうですか。美味しい美味しいミルク作って行くからね〜!」
「ど〜したのお?抱っこかなあ?オッパイかなあ?そうか、そうか」
 
などという言葉をまず言ってから、「よいしょっと」と動けばいいんです。
 
赤ちゃんも大事!!
あなたの体も大事!!
 
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