気分爽快バージョンアップ!出産後ママに起こる神秘的なこと【新生児期】

出産未経験者に「出産後はどんな感じ?」って聞かれたら何て答えますか?
 
「うむ、ある意味、気分爽快!」
「とにかく、ぐったりよ」
「ああ、産んだぞ〜!って感じ」
 
などと答えるでしょうか?
 
実はこの出産の時、貴女の体の中で神秘的なことが起こっているのです。
 
「産んだ途端におなかすいた〜!」
 
なんて言ってるアナタ、
ちょっとお耳を貸してください。
 
何が神秘的なのか、、、
それは、体が分娩の仕上げをしようとしていることなんです。
 
そして、次に貴女の体を元に復活させようと体内部で動き始めることなんです。
 
貴女が指示しなくても意識しなくても、
分娩後の食事をバクバク食べていても(実は筆者)
体は頑張って復活しようとしているってことなのです。
 
分娩後、役目を終えた胎盤が子宮壁から剥がれ出てくるのですが、これが後産(あとざん)と呼ばれるものです。
 
この時は分娩時の脱力感マックスで、もう1回いきみたいような痛いような感覚を持つ人や胎盤排出なんて記憶に無い人も多いです。
 
場合により会陰部切開や縫合もあるけど、何しろ一大仕事を終えた後なんで、出産に比べたら後産の痛みはおそらくクリア出来るはず。
 
その後に、後陣痛(こうじんつう)というのがあります。「あとばら」と言う言い方もあります。
 
子宮の収縮が始まるから、何か生理痛みたいに痛みます。
「子宮復古」(しきゅうふっこ)
子宮を元に戻すために体が動き始めたのです。
 
赤ちゃんが子宮から出たからといって子宮がすぐに元の大きさに戻るわけではなく、じわり〜じわり〜と収縮していくんです。
 
後陣痛なんて記憶に無いなんて言う人がいたり、第1子より第2子の時の方が後陣痛はきつかったという人がいたりします。出産当日夜のお腹の痛さは眠れないほどだったと言う人もいます。帝王切開の方は手術後の痛さもあるようです。
 
人により痛みの程度も期間も本当にまちまちです。たまに出産後より3日目の方が痛かったという人もいますが、多くは時が経つほど治まってきます。
 
案ずることは無いですよ。
 
授乳する時にお腹がシクシク痛む場合がありますが、乳首を吸われると、子宮を収縮させるホルモンオキシトシンが分泌されるからです。
 
母乳は赤ちゃんに良いことは知られていますが、お母さんの子宮を元に戻す意味でメリットがあるわけですね。
 
こんなことも生命の歴史を受け継ぐ上で実に神秘的なことです。まさに、貴女と赤ちゃんはその歴史の真っ只中にいるんですね。
 
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