我慢し続けた上の子の気持ちを言葉にして言ってみよう!【新生児期】

出産時にお母さんが入院して、家の中の雰囲気も慌ただしくなってくると、きっと上の子はどうしていいのか分からなくなってしまうでしょう。

頭では、「お母さんは赤ちゃんを産む為に病院に行ってる。だから、いい子にして待っていなきゃならない」と、分かっているはず。
 
しかし、数日間という時間的な観念はまだ持ち合わせていないかもしれませんし、持っていても環境が変われば浮かんではきません。
 
お母さんが入院しても全然平気な子や、返って自立しようと頑張る子もいます。また、いつもは仲良しだったおばあちゃんの言うことも聞かなくなる子もいますし、食欲も落ちてしまう子もいます。みんな、自分に起きた環境変化に対応しようとして、幼いながらも頑張っていることを分かってあげてくださいね。

 

そんなとき子どもの気持ちを大人から言ってあげましょう。

 

「お母さん、病院行って寂しいね。きっとお母さんも◯ちゃんに会えなくて寂しいって思ってるよ。もうすぐおなかにいた赤ちゃんがオギャーって生まれるから一緒に待っていようね。赤ちゃんがね、『おにいちゃーん(おねえちゃーん)、生まれたら抱っこしてね。いろんなこと教えてね。一緒に遊んでね。待っててね』って言ってるよ」

などと寂しい思いを受け止めつつ、期待も伝えていけたらいいですね。
 
「あらあら、泣いてたらおかしいよ。そんなんじゃ、おにいちゃんになれないよ!」
「おねえちゃんのくせに、赤ちゃんに笑われちゃうよ」などはNG!です。
 
10ヶ月頑張ったのは
お母さんだけじゃなく、
上のお子さんも我慢していたことを忘れずにね。

 

知らず知らずにしてきた我慢の積み重ねに
大人が気付いてくれた時、
上のお子さんは言われなくても自分から赤ちゃんに優しく接してくれることでしょう。

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