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衝動的に殴りたくなるお年頃? 【2歳児】

2歳児の中には攻撃性が強い子もいます。一般的に「乱暴な子」と言われるお子さんです。きっと親御さんは困っていることでしょう。

 
その親子の周りの大人がよく言うのは、次のようなことです。
 
「しつけが出来ていない」
「お家の大人達が厳し過ぎるんじゃない?」
「あの子が言うこときかない時に、お母さんが打ってるのかもね。親の真似してるんじゃない?」
「ウチは、あちらと、もう少し間をおいて付き合おうと思ってるの。だって我が子は髪の毛は引っ張られるし、オモチャは投げられるし、ぶたれて引っかかれて泣いてばかり。怪我をするのはこっちだもの」
 
などなど。
確かに皆さんの意見には一理あります。

いけないことをしたら叱る、頑張っていたら認めて誉める、などのメリハリのある対応が下手な親御さんのお子さんにも攻撃性の強い子がいます。また、暴力的な親に育てられた子は友達にも暴力を働くことがあります。
 
しかし、それが全てではありません。
 
あるお母さんは、価値観良し!保育力良し!それなのにお子さんがお友達を、押す、ぶつ、蹴る、などの突発的行動に出てしまうことが多くて悩んでいらっしゃいました。

一概には言えません。
 

もともと人間の中には動物的な攻撃性が内在すると言われています。2歳児はやっと自由に動き回れるようになり、しかも周りに興味を持てるようになったのですから、脳の中の言わば動物的本能の部分が表面に出てきたところかもしれません。そうだとすると、その動物的行動や内から求めている衝動的な行動を禁止ばかりせずに使ってやったらいいのではないでしょうか?
 
暴力はいけません!ぶつ、蹴るなどと共に言葉の暴力もいけません!
 
ではどうすればいいのか?
 
それは、体を使って遊ぶことです。動物的な脳を使ってやることで、ある程度は解消されると言われています。
 
例1:どろんこ遊びをする。
公園の砂場も最近は役所が衛生面で随分配慮するようになってきましたから心配しなくても大丈夫ではないですか?砂だけ使った遊びや水を加えてベチャベチャ感触を楽しむ遊びは子どもは大好きです。大昔から子どもは砂で遊んでいたはずです。自然を使った遊びをする中で文化文明が築き上げられて来たのですものね。
おもちゃ屋さんに行くとマンションのベランダで出来る砂場セットも売っています。

 
例2:能力に合わせた高い所から「ピョン」とジャンプをする。
公園の階段や木の根っこなどを利用して2歳児なりのチャレンジが出来るところを探しましょう。安全第一に考えてくださいね。着地点が土やコンクリートや人工芝など変化に富んでいるのも2歳児の刺激になります。
 

例3:ボールや柔らかブーメランや自分で作った紙ボールなどを遠くへ投げる。
ボールは売られている品以外に親子で作ることも出来ます。ビニール袋に子どもがビリビリ破いた新聞紙を入れて口を閉じ、更にビニールテープで巻いた手製ボールも良いですよ。あまり遠くに跳びませんから拾う時に楽です。また、風船を半分膨らませて縛り、ビニールテープで手毬のように巻いていくと弾むボールになります。写真は筆者が作った風船ボールでよく弾みましたし長持ちもしました。
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例4:いつもは行かない公園に、「冒険だあ!」と言って行ってみる。冒険ごっこを取り入れる。
花壇でも公園の植え込みの間の道などもいいです。子どもが知らない公園に行き、一緒にドキドキ体験をする。冒険ごっこは楽しいし、動物的な脳を刺激し発散してくれます。
 
 
以上、いくつかの例を書きましたが、要するに「体を使った遊びをする」
ことが大切だということなのです。

運動遊びや冒険遊びなどをしていくうちに、強かった攻撃性が弱くなった例、暴力的行為がどんどん減少していった例などは大変多いです。
 
また、子どもが精神的に成長するまで同年齢の子ども達が集まるところを避ける方法もあります。公園に行けばお友だちをぶつ、スーパーの中の遊び場に行けば知らない子の髪の毛を引っ張る、などが続くようでしたら、もう少し成長するまで行かないという消極的ではありますがそういう方法もあるということです。その分、お母さんと公園に行って一緒に遊んだり、自宅で親子で遊んだりお手伝いをしたり充実した生活をしてからお友だちが沢山いる遊び場に行っても良いと思います。社会性をつけようと無理やり行って、毎回お母さんに叱られるのでは子どもはかわいそうですからね。
 

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