2歳児実技編① NGワード【2歳児】

まずはじめに大人の言葉掛けのNGワードから。沢山あってどれかに当てはまり耳が痛くなりそうですね。誰もが経験してきた言葉掛けです。それに対する2歳児の言い分も書いてみました。

 
◯大人「ユキちゃん(お友だち)は、もうひとりで出来たって!ユキちゃんってすごいねえ!」
子ども『お友だちと比べないで!』
 
大人「どうしてそんなことするの⁈」
子ども『やりたいから』
           
大人「ちゃんとしなさい!」
子ども『ちゃんと?って何?どうすればいいの?』
 
◯大人「ママ、さっきも言ったよね?さっきからずっと言ってるんですけど〜」
子ども『ん?だから何?』
 
◯大人「何回言ったら分かるの?」
子ども『何回って?う〜ん、そんなこと言われても分かんない』
 
◯大人「食べないの?じゃ、いいです!食べなくて大きくならなくたって知らないから!」
子ども『違うよお。食べたいに決まってんじゃん!』
 
◯大人「お風呂入らなくていいんだ?臭い臭い!お友達に嫌われちゃうよ〜。きたない、きたない、おお、嫌だ!お母さんだけ先にお風呂入りま〜す。臭い子は来なくていいです」
子ども『お母さんと一緒にお風呂入りたい!でも、お風呂入ってもそんなに楽しくないし、今はブロックで遊びたいし。お風呂はゴシゴシ洗うだけでしょ?だったら入んないでブロックしたりテレビ見たりしてた方がいいよ。洋服着替える時も「違うでしょ⁈」って怒られるし。自分のペースでゆっくり着替えたら出来るかもしれないのに、お母さんは『早く早く』っていつもせかす。ちっとも楽しくない。臭くたって構わない。だいたい友達に嫌われちゃうよなんて一種の強迫じゃないか』
 
◯大人「ねんねする時間ですよ。いつまでも起きてるとパパが帰ってきたらメッ!って怒られちゃいますよ」
子ども『寝る時ってすごく寂しいんだよ。暗くて違う世界に行っちゃうみたいだから。寝る前に何か楽しいことないの?寝る時間って言われても、、、眠くないんだもん。だいたいパパは僕が起きててもメッしないよ』
 
◯大人「おしっこイヤイヤなんだ、お腹痛くなったって知らないからね!病気になっちゃってもいいの?」
子ども「そんなこと、言わないで。オシッコ、まだ行きたくない。オシッコしないとお腹痛くなっちゃうの?でも、今はしたくないの』
 
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どうにかして大人の生活の流れの中に子育てを組み入れ、出来るだけ、こちらのペースで思い通りに子どもが動いてくれたらいいな、という親の姿が分かります。
 
その為に強迫的な言葉掛けを多用しているのも子どもにはバレバレ。
 
子どもは、その時には分からなくても知らず知らずのうちに強迫的な言葉掛けを友達にするようになり、やがて成人後は親であるアナタにするようになることでしょう。
 
お友達には、
「ブロック貸してくれないなら後で砂場の時に仲間に入れないからね、それでもいい?」
「劇ごっこの時いつもピンクのスカートは私だよ〜ミイちゃんは青がいいよ。青にしないとままごとのおうちの人になれないよ」
 
などなど。実際に聞いたことがある幼児の会話です。
 
将来、親には、
 
「新しいマンション購入するんだけど、親父とお袋が1000万出してくれたら同居してやってもいいよ」
 
なんて言ってみたりね。れっきとした強迫言葉ですよ。
 
我が子への言葉掛けは、我が子が社会に出て行った時にそのまま応用するようになります。今からでも遅くないので、ご自分の言葉掛けを復習し、より良い言葉掛けが出来る大人を目指していきましょう!