切り替えスイッチを探せ!【2歳児】
子どもの気持ちの切り替えをする大人からの言葉掛けやテクニックはこの時期には大切です。つまり、イヤイヤばかり言ってる子のスイッチを切り替え、イヤイヤから脱出させる方法です。
【同調・切り替えスイッチパターン】
※「◯◯ちゃん、『イヤイヤ』って言うから、お母さんもイヤイヤしちゃお〜」
(上記の言葉がけは、はじめは予期せぬ言葉がけに子どもはビックリして成功率が高いことが多いです。また、大人が同調してイヤイヤしてくれたおかげでお互いの仲間意識が出てきたり、プッと吹き出して笑ったりして、切り替えられるのです。
しかし、成長に連れて「うるさいな、またはじまった、そういうことじゃないんだよママ」って思われてしまわないように、本質であるイヤイヤの気持ちをしっかりと理解して上辺の言葉掛けだけ先行してしまわないように配慮していくことが肝心です)
※「イヤイヤか〜そりゃそうだよね。まだ2歳だもんね。出来なくても仕方ないよね、、(と言いつつ見えないとこで手伝ってやる)
あれれ〜?もう出来たの?ビックリ!」(おだててほめる、演技派向き)
【選択権譲渡・切り替えスイッチパターン】
選択権を子どもに託す方法です。これは2歳児に大変有効です。
「わかった、じゃ〜Aにする?Bにする?決めていいよ」
というような言葉掛けです。
※おしっこイヤイヤの場合などは、
「おしっこ出ないか〜じゃ、いいよ。後で教えてね。そうだ、オシッコ行く時、ここで脱ぐ?あっちで脱ぐ?決めてくれる?、、、わかった、ここで脱ぐのね。えらいなあ、自分で決めたもんね〜 」(選択権を与えること自体が切り替えスイッチになります)
※「ん?オシッコしたいの?じゃ、パンツ脱ぐの手伝って欲しい?手伝わなくてもいい?」
(一応聞いてから、見破られないようにさりげなく手伝いつつ)
「まぁ!1人で出来たね」
とサラッと誉めます。
【ひとこと・切り替えスイッチパターン】
※「いいこと考えた!!」
(この後、選択権をいかにも2歳児に与えたように話す)
※「そうだ!今日からは◯◯ちゃんお姉さんになったからママ手伝っちゃいけないんだった!
」
※「ママから聞いたぞ!1人で着替えられるんだって⁈ まさか、まだ出来ないよな〜?無理しなくていいんだぞ。え?着替え見せてくれるの?」(パパも上手に切り替えスイッチを使って言葉がけしてみてください)
※「あれれ〜⁈ きょうは1人で出来る!ってお顔したね? そっか〜じゃ、お母さん手伝いたいけど我慢して待ってる。『も〜いいかい?』って聞くからね。え?見ちゃダメなの?分かった分かった。あ、見えない見えない、、」
(もちろん、見てないフリをして薄眼開けて確認しててください。困っている時は見えないように援助の手をさしのべて)
---様々なパターンをその場に応じて使い分けていけるといいですね。2歳児のイヤイヤに真っ正面から立ち向かうのはなかなか困難ですし、こちらの身がもちません。成功も失敗もあるでしょうが、挑戦してみてくださいね---