なにっ?選択権を譲渡⁈【2歳児】
2歳児にとって効果的なやり方は、子どもに選択をさせることです。
『そんなことしていたら子どもがわがままになっちゃうのでは?』
と思うでしょう?これには2歳児ならではのコツがあるから大丈夫!真のわがままにならないように配慮しながらやっていきましょう。そして、どうでもいいようなことは上手く流していけばいいのです。
2歳児前半対象なら、分かり易いAorBという表現が望ましいです。
「ご飯食べるよ〜お皿はここ?それともあっち?」
というような言葉掛けです。実は「ここ」でも「あっち」でも大して変わらない位置が選択肢となります。このテクニックは、いつも毎回使っていると、ただのしつこい大人になるだけですから注意、注意!
2歳児が、『食べない!』ってイヤイヤした時、
「食べないのね、分かった。いいよ。じゃ、お皿はどこに置く?ここ?あっち?」
これは選択権を与えてイヤイヤを切り替える言葉掛けです。
「じゃ、テレビ見てから頑張って片付けてご飯にするのと、テレビは後にして片付けをお母さんと一緒によーいドンってやって美味し〜いご飯食べるのと、どっちがいい?」
これはややこしい表現の例ですね。選択しようにも言語表現の聞き取りがまだまだ未発達な2歳児は混乱するばかりです。
簡単な選択権を与えるには与えるが、陰で多少誘導できるようにします。
選択肢2つのうち後者がいかにも楽しそうに上手く話して子どもに選択させるのも上級テクニック。子どもがどちらを選択しても大丈夫なような選択肢を考えて導いていくのです。
選択権は譲渡しても、結局は望ましい方向へ向かえるように。