絵本は我が子と自分の共通のお宝!

「うちの子に何か絵本でも買ってみようかな?」

なんてふと思った時が、《えほんはじめ》の良い機会です。

 

でも、子どもはどんな本を喜ぶだろう?

オススメ絵本は何かな?

 

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図書館が近くにあったら強い味方!

わざわざ買わなくても図書館には絵本がどっさり宝の山。上手に図書館を利用し、まずは大人が気に入った本から始めるのが良いかもしれません。

 

図書館で大人が数冊選んで借り、お子さんに読んで反応をみます。お子さんが楽しそうだった本を改めて書店で購入するという方法、これは多くの方々が実践されています。

 

オススメ絵本等を調べても分からない時は、図書館に行って司書さんにいくつか選んでもらう方法もありますよ。

 

また、図書館では無く直接書店に行って、気になる絵本をパラパラめくり、読み手の感性に合った本を選ぶのもいいです。

 

絵本選びのポイント

○素材とテーマはとにかく楽しくウキウキするもの。

○親子でニコニコ笑顔で読めるだろうなって予想出来るもの。

○子どもの経験を広げる可能性のあるもの。
○話の中で主人公がいろいろな出来事に遭遇し、それに対処していく登場人物の態度や行動・会話などが、絵本を選ぶ大人の価値観と合致しているもの。
○空想の世界でも、それらが子どもにとっての精神的体験になるのだから、ハラハラ、ウキウキ、ドキドキ、ヤッタ〜など体験出来て楽しいもの。
○デッサンが優れたものを選びたいと誰もが思うことでしょう。
しかし、作者の感性と選ぶ大人の感性が違ったら無理せずにあなたの感性で選ぶこと。
ただし、全く異なる感性の絵本でも長年読んでいると作者のデッサンの素晴らしさが伝わって来るのもあるから不思議なものです。
大人の固定概念を吹き飛ばすチャンスになるものに出逢えたらいいですね。
○簡単で明瞭なものが何と言っても最良です。
○4〜5歳児になってから絵本を選ぶ際、赤ずきん・かちかち山など昔話には残酷なものがあります。しかし、本来の筋を変えハッピーエンドにすることが全て良いとは限らないことを知っておきましょう。
○のびのびと生き生きと描かれていること。
○数冊選ぶ際、登場人物の性格や価値観など1つに固まらないこと。
 
注意としては、
○読後、内容について質問しないこと。
読後は余韻を楽しむ時間です。注釈つけたり本当に見ていたかなんてクイズタイムにしたりするのはNG!
共感タイムにするなら子どもの思いを邪魔しない程度にするよう配慮しましょう。
 
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楽しい絵本タイムは、お子さんがホッと出来る時です。肉声に勝るものはありません。あなたとお子さんの共通の宝物、それが絵本です。
 
 
《おしゃべり》
私の大学の時の友達は、幼い頃から繰り返し彼女の母親が読んでくれた絵本を児童文学の授業の時に持ってきました。母親と自分との大切な思い出で宝物だと言っていました。
「ちいさいおうち」という絵本です。小さい
おうちの周りの景色が次第に変化していく様を幼な心にハラハラしながら見ていたと言っていました。彼女が嫁ぐ日、荷物にこの絵本が入っていたのは言うまでもありません。
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更なるスキルアップ目指せ!【2歳児】

夕方などに大人が料理を作っている間、子どもは1人で遊んで待っているわけですよね。ですから、もっと理解ある大人を極めたい方は次のような、、、

「待っていてくれてありがとう!待っていてくれたおかげで美味しいご飯が出来たよ」

という気持ちを持つことが大切です。気持ちを持てたら次に言葉にしてお子さんに伝える勇気を持ちましょう!

「なんか、照れ臭い感じ」

って言う人もいるけど、言葉がけひとつで子どもはグンと成長しますし、他者に優しく接することを知ることも出来ます。

お子さんを待たせた後の数分間は親子で一緒に遊んで子どもに充実感を味あわせるのもいいです。

「ああ、そのくらいの心の余裕が欲しい!」

と嘆く人も多いでしょうが、子どもへの優しい言葉がけは言ったもん勝ち!言ってしまえ〜!!

なかなか難しいけど、自分が我慢していたことを分かってくれてる言葉を聞いたら、子どもはググッとあなたが大好きになることでしょう。更なるスキルアップを目指して進め!

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なにっ?選択権を譲渡⁈【2歳児】

2歳児にとって効果的なやり方は、子どもに選択をさせることです。


『そんなことしていたら子どもがわがままになっちゃうのでは?』


と思うでしょう?これには2歳児ならではのコツがあるから大丈夫!真のわがままにならないように配慮しながらやっていきましょう。そして、どうでもいいようなことは上手く流していけばいいのです。


2歳児前半対象なら、分かり易いAorBという表現が望ましいです。


「ご飯食べるよ〜お皿はここ?それともあっち?」


というような言葉掛けです。実は「ここ」でも「あっち」でも大して変わらない位置が選択肢となります。このテクニックは、いつも毎回使っていると、ただのしつこい大人になるだけですから注意、注意!


2歳児が、『食べない!』ってイヤイヤした時、

「食べないのね、分かった。いいよ。じゃ、お皿はどこに置く?ここ?あっち?」


これは選択権を与えてイヤイヤを切り替える言葉掛けです。

 

「じゃ、テレビ見てから頑張って片付けてご飯にするのと、テレビは後にして片付けをお母さんと一緒によーいドンってやって美味し〜いご飯食べるのと、どっちがいい?」

これはややこしい表現の例ですね。選択しようにも言語表現の聞き取りがまだまだ未発達な2歳児は混乱するばかりです。


簡単な選択権を与えるには与えるが、陰で多少誘導できるようにします。
 
選択肢2つのうち後者がいかにも楽しそうに上手く話して子どもに選択させるのも上級テクニック。子どもがどちらを選択しても大丈夫なような選択肢を考えて導いていくのです。

選択権は譲渡しても、結局は望ましい方向へ向かえるように。

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なんでイヤイヤなん?全くわからん時は、、【2歳児】

2歳児の言いたいことを察して大人が言ってやる時、懸命に子どもの思いを代弁しているつもりでも、全く外れる場合もありますよね。

そんな時は下記のように上手く切り抜けてみましょう。

 「何でイヤイヤなのかな?◯◯君がイヤイヤなのはまだ遊びたいから〜?ん?違う?そうか、、いいんだよ、◯◯君イヤイヤなことはママ分かったからね」
 

などと言えば気持ちが伝わります。
ああ!とにかくこの時期は子どもにアプローチしたり見守ったりの繰り返しです。

大人の思いを押さえて頑張って言葉を掛けても空回りしてしまうことを体験するのも、大人の修行だと心得よ!です。

大丈夫!みんな経験してきた道だから。


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視覚&聴覚に訴えて!【2歳児】

片付け時が来ても『イヤイヤ』と片付けないのが2歳児。今、この時、世界中のあちこちで2歳児がイヤイヤって言っています!

今回は場面の切り替え時・片付け時に視覚と聴覚に訴える方法を紹介します。
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※片付け5分前予告➕聴覚➕選択権譲渡

「次に◯◯(音楽)が流れたらお片付けなんだけど、1人で出来るかな?それとも手伝ってあげようか?」
(片付け時刻の5分前位に予告をします。予告は大事です。2歳児は大人の勝手で急に片付けを宣言されるのが大嫌いです)
(音楽は楽しくアップテンポのもの)
(いくら1人でやると宣言した2歳児でも手に負えないくらい散らかっていたら見えないところでさりげなく手伝ってしまいましょう!)


※片付け予告➕オマケのお得感
「もうすぐお片付けですよ〜!ん?まだ遊びたいの?う〜む(考える真似)じゃ、いいよ。だって◯ちゃんいい子でお片付けも上手だからね、特別にオマケしてあ〜げる!遊んでていいよ。ご飯出来たら又◯ちゃ〜んって呼ぶからね。」
(遊びを切り上げる時刻はいつもとあまり変わらなくてもオマケしてもらった感じが残るように)


予告➕視覚を使った働き掛け➕選択権

「もうすぐお風呂入ろうね。時計を見て!いっぱい遊んで長い針がパンダさんの3に来たら『お母さ〜ん、片付けですよ〜』って呼んでくれる?出来る?難しくて出来ないかな?」

「冷蔵庫のマグネット見てみて。パトカーと消防車と救急車があるでしょ?あれがひとつずつ車庫に帰るから見ててね。ぜ〜んぶ車庫に帰っちゃったら教えてね。『ママ〜、みんな帰っちゃったよ〜』って教えて。出来る?難しいかな?」

(1番目の例は時計に印を付けておく方法)
(2番目は大人の仕事具合により3〜2〜1〜0のカウントダウン方式。やるのは大人なので少々面倒ですね。時間感覚がまだ十分に育ってない幼児は視覚優位なので分かり易い方法です)


「出来たね」とそこまで努力し我慢した過程を認めてあげましょう。達成感や満足感が味わえるように。

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切り替えスイッチを探せ!【2歳児】

子どもの気持ちの切り替えをする大人からの言葉掛けやテクニックはこの時期には大切です。つまり、イヤイヤばかり言ってる子のスイッチを切り替えイヤイヤから脱出させる方法です。

 
 【同調・切り替えスイッチパターン】
※「◯◯ちゃん、『イヤイヤ』って言うから、お母さんもイヤイヤしちゃお〜」

(上記の言葉がけは、はじめは予期せぬ言葉がけに子どもはビックリして成功率が高いことが多いです。また、大人が同調してイヤイヤしてくれたおかげでお互いの仲間意識が出てきたり、プッと吹き出して笑ったりして、切り替えられるのです。
しかし、成長に連れて「うるさいな、またはじまった、そういうことじゃないんだよママ」って思われてしまわないように、本質であるイヤイヤの気持ちをしっかりと理解して上辺の言葉掛けだけ先行してしまわないように配慮していくことが肝心です)

※「イヤイヤか〜そりゃそうだよね。まだ2歳だもんね。出来なくても仕方ないよね、、(と言いつつ見えないとこで手伝ってやる)
あれれ〜?もう出来たの?ビックリ!」(おだててほめる、演技派向き)
 
 
【選択権譲渡・切り替えスイッチパターン】
選択権を子どもに託す方法です。これは2歳児に大変有効です。

「わかった、じゃ〜Aにする?Bにする?決めていいよ」

というような言葉掛けです。


※おしっこイヤイヤの場合などは、
 「おしっこ出ないか〜じゃ、いいよ。後で教えてね。そうだ、オシッコ行く時、ここで脱ぐ?あっちで脱ぐ?決めてくれる?、、、わかった、ここで脱ぐのね。えらいなあ、自分で決めたもんね〜 」(選択権を与えること自体が切り替えスイッチになります)

※「ん?オシッコしたいの?じゃ、パンツ脱ぐの手伝って欲しい?手伝わなくてもいい?」
(一応聞いてから、見破られないようにさりげなく手伝いつつ)
「まぁ!1人で出来たね」
とサラッと誉めます。
 

ひとこと・切り替えスイッチパターン】

※「いいこと考えた!!
(この後、選択権をいかにも2歳児に与えたように話す)

※「そうだ!今日からは◯◯ちゃんお姉さんになったからママ手伝っちゃいけないんだった!

※「ママから聞いたぞ!1人で着替えられるんだって⁈  まさか、まだ出来ないよな〜?無理しなくていいんだぞ。え?着替え見せてくれるの?」(パパも上手に切り替えスイッチを使って言葉がけしてみてください)
 
※「あれれ〜⁈  きょうは1人で出来る!ってお顔したね?  そっか〜じゃ、お母さん手伝いたいけど我慢して待ってる。『も〜いいかい?』って聞くからね。え?見ちゃダメなの?分かった分かった。あ、見えない見えない、、」
(もちろん、見てないフリをして薄眼開けて確認しててください。困っている時は見えないように援助の手をさしのべて)


---様々なパターンをその場に応じて使い分けていけるといいですね。2歳児のイヤイヤに真っ正面から立ち向かうのはなかなか困難ですし、こちらの身がもちません。成功も失敗もあるでしょうが、挑戦してみてくださいね---

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2歳児実技編③ よし、役者になれ!【2歳児】

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 2歳児のイヤイヤを聞きしっかりしつけなければと、「イヤイヤなんてわがまま言ってはいけません」なんて真正面から対処しようとすると少し無理があるかもしれません。多少は演技派になった方が上手くいきますよ。
 
「よし、よし、分かった。じゃ、いっぱ〜い遊ぶ?それからご飯にするんだね。いいよ。」
 
なんて言えたらステキ!
《本当は、「◯◯ちゃんの為にやりたいことも我慢して頑張って料理して呼んでるのに『イヤイヤ』ばっかし!もう!こんなにオモチャ散らかしたら私の仕事が増えるだけじゃないか〜!」って言いたいのをちょっとこらえて》
 
 
前述のいっぱい遊ぶという言葉ですが、ご飯が出来ているのに本当に何十分も遊ぶわけではなく、5〜6分遊びを延長するだけです。延長時間を特別にサービスするという歩み寄りです。ですから、その後はピッとフィニッシュ!お片づけ!こんな歌を歌いながら手洗い、食事へ。
 
ごはんだ、ごはんだ、さあ、食べよ〜🎶
 
もし、さらに出来そうなら、
まだ遊びたくて片付けない子どもに、
 
「このブロック上手に作ったね〜ここで作るとこ見ててもいい?上手だから見ていたいの」
「ママも少しだけ遊びたいな、入れて〜」
 
などとアプローチすれば子どもの心をガシッとつかむことが出来ます。一緒に遊ぶ充実感を互いに味わってからお片づけです。その分も計算して早目に片付けの声をかけるといいですよ。
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大人からの言葉がけは、ちょっと役者っぽくならないとなりませんね。お母さんなら女優賞!またはお父さんなら男優賞!をつかみ取りましょう。
 
 
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